Q25033
2025/10/31 (金) 01:51:06
88ea1@070de
今回の講義で私は、心理学がどのようにして独立し、科学として制度化されていったのかを知ることができた。ヴントによる実験心理学の成立をはじめ、人間を「魂」や「意識」など目に見えないものだけでなく、観察可能な現象として捉えようとした流れが興味深かった。特に、ラ・メトリーの「人間機械論」によって心を物質的に説明しようとする考えが、後の行動主義につながることを理解できた。S→Rという考えが主流になる行動主義は、人間の行動を刺激と反応の関係として客観的に捉える点で心理学を科学的にしたが、その一方で、内面の感情や思考を無視する還元主義的な側面もあることに、こちら(私)までも気付かされたような気がした。心理学は、観察可能な行動から出発し、後に認知や意識の問題へと広がっていった歴史を持つことを知り、学問としての発展に関心が湧いた。人間とはどのようなものかという考えや倫理が時代ごとに変化してきたことがわかる重要な内容だった。
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