不変項とは何か具体例を用いて説明する。
不変項とは、変化の中で現れる持続する性質や一貫したパターンのことを指す言葉で、今回の講義では、バイオロジカル・モーションを用いて説明された。バイオロジカル・モーションとは身体の肩、腰、膝、足首などの関節部分に光点をつけた人が暗闇で運動する画像を撮影したものであり、静止した状態では基本的にただの光点にしか見ないものの、光点を人の動きの特徴を捉えた動かし方で動かすと、暗闇の中に浮かぶ動くだけの光点にも関わらず、人などの生き物であると認識してしまうものである。これは、点と点の距離などが変化の中で一貫したパターンを持っている、即ち不変項であるためと言える。このように、ある変化の中で変わらない関係性や性質などを不変項と呼ぶ。
揺れる部屋において、地面が動いていないのにも関わらず、部屋の中にいる人が不安定になるという事象について具体例を挙げながら説明する。
この揺れる部屋というのは、天井と壁が床から離れており、壁を左右に移動させたりすることが可能な部屋のことである。この部屋では、壁を中にいる人から遠さげようとすると、中にいる人が前方へと姿勢を逸らそうとし、逆に壁を接近させようとすると、中の人が後方へと姿勢を逸らそうとするのだ。これらの現象は光学的流動が生じることによって起きる現象である。光学的流動とは、歩行中などに身体が傾くのと同時に景色が流れて見える現象のことである。前にある壁を見据えたまま前に進もうとした際に、左右の景色が後ろへと流れたように感じたりするのも、左足のみでその場に立とうとした際に、体が左の方へ揺らめいた時に周りの景色右から左へと流れてみれるのも光学的流動の為である。この光学的流動により、揺れた部屋で壁が前方に離れていくと、自分自身が後方へ姿勢を逸らしたと知覚し前方へと姿勢を逸らそうとしてしまうのだ。前方を向いたま後方へ歩こうとすると周りの景色は前方へと流れていくように感じる。それに似た現象が起き、揺れた部屋では前方へ壁が離れると後方へと姿勢逸らしたと知覚し、前に姿勢を逸らそうとしたり、逆のパターンで後方へと姿勢を逸らしてしまうのだ。
その通りですね。よく書けております。10点差し上げます。