23認知科学概論

23年度「認知科学概論」 / 265

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Q24028 2024/11/29 (金) 23:23:08 3da11@08927

 今回の講義で学んだ不変項と「揺れる部屋」において、地面が動いてないのにもかかわらず部屋の中にいる人の姿勢が不安定になってしまう理由について説明する。
 まず、不変項について説明する。不変項とは、変化する視覚情報から明らかになる不変なもののことである。人間は静止した視覚情報から推論して物体を認知するのではなくて、移動や経過により変化する特定の視覚情報によって物体を理解している。例えば、目の前に立体角として様々な台形に変形するテーブルが現れるとする。このとき人はそのテーブルか4つの角と辺という不変のものを認知するため、どんな台形に変形しようともその立体角の台形がテーブルであると特定する。なぜなら、テーブルの4つの角と辺を不変項として認知するからである。このように、視覚情報の中に変わることのないものを不変項と言い、人はそれを認知して物体を理解しているのだ。
 次に、「揺れる部屋」において、地面が動いてないのにもかかわらず部屋の中にいる人の姿勢が不安定になってしまう理由について説明する。「揺れる部屋」とは知覚と行為の不可欠な関係を表す現象の1つである視覚性運動制御の実験例である。この実験は、「揺れる部屋」という天井と壁が床から分離され吊るされた部屋の中に被験者を立たせ、外から被験者に気づかれないように少しずつ部屋を揺らすという内容である。その結果、床は動いてないのにもかかわらず被験者は壁が動く方向に姿勢を傾かせた。このような結果になる理由は、視覚的な情報による環境変化に身体が無自覚に立位姿勢を安定させようと対応するためからである。そのため、まるで身体が環境に制御されるかのような事態を示すのだ。

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    satsugakushinri_2 2024/12/02 (月) 21:39:45 修正 f5841@1aeca >> 265

    そうですね。よく書けております。ところどころに「認知」とありますがどのようなニュアンスでしょうか。知覚とは異なりますか?

    締切時間を過ぎておりますので, 点数は差し上げられません。ご了承ください。