23認知科学概論

23年度「認知科学概論」 / 490

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Q21169 2025/02/04 (火) 13:13:46 91049@9ea7c

課題1
認知科学の歴史において、人間の知性を取り巻く2つの環境の重要性が見直されるという大きな変化を例に挙げます。1つは身の回りと言う意味での通常の環境であり、もう1つは私たちの身体です。つまり私たちの知性というものは体内と対外の2種類の環境に大きな制約を受けていると考えられるようになりました。この背景には、進化・比較研究、発達研究、文化研究が蓄積され、徐々に知性への貢献や影響の大きさが理解されてきたこと、またギブソンが起こした生態心理学の見直しなどが要因に挙げられます。また表情研究の発展から、情動への注目も高まってきています。第二世代での作動記憶がそうであったように、身体的もまた、一旦は分断された所々の分野を再統合するメタテーマ的な役割をもつ概念と言えます。いずれにせよ認知科学は誕生以来、計算機から脳、そして肉体と環境へと主要テーマを移し、現実を生きる我々の行動を説明するための、よりバーチャルな科学モデルを繰り上げるために、成熟を見せ始めているという歴史的意義が生まれているように感じます。

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