ゲーム好きもそうでない方も、こんな都市伝説はご存知でしょうか?
1981年、オレゴン州ポートランドにあったいくつかのゲームセンターに、とあるゲーム筐体が置かれました。これは非常に中毒性が高く、プレイし過ぎた人が体調を崩すなど、いわく付きのゲームでした。人々は並んでプレイするほど大人気だったのですが……たびたび黒服の男たちがデータを回収しにやってきては、ついにたったの1、2カ月で筐体は撤去されてしまったのでした。
これは1950年~70年代に、CIAが行なっていたマインドコントロール実験「MKウルトラ計画」の一環ではないか?と都市伝説になっているゲーム機で、名前は『ポリビアス(POLYBIUS)』と言います。ポリビアスはプレイヤーの行動や思考をデータとして記録する情報収集マシーンだったのではないかと考えられています。もちろん、あくまでも都市伝説なので、そもそもポリビアスがあったのかどうかもわかりません。
MKウルトラ計画は自白剤やLSD、超音波などを使い、いかにして人間を洗脳できるか? そしていかに完璧な尋問をできるか?を研究してきた恐るべき実験と言われています。市井の人々は、ポリビアスを通して知らず知らずのうちにそうした個人情報を献上していたのかもしれません。
ゲームの内容はアタリの『テンペスト』(1981年)に近いそうですが、未だ詳細は不明。ですが少ない情報から、幻のポリビアスを復活させた男性がいるのです。