02-17 戦闘シーンの描写は今後かかない
軽くすぶりをしていると、砂煙をあげたワールが近づいてくる。
うひゃードキドキするね。ジビエって言われても、狩猟経験もなければ、剣道も合気道もない。
「うし、やっか」
片手剣を構えてワールの動きを見つめる。
「シャーッ」
「とかげ……か?」
体高は2メートルぐらいか。俺より少し上に頭がある。でけえな。
さて、どこを狙うべきか。つか、片手剣だと間合いが近すぎて奴の攻撃があたる可能性があるぞ。
「ギャシャーッ」
大口をあけて向かってくる。
奴の手は短いから、主な攻撃は噛みつきか?尻尾か?どちらにせよ予備動作があるはず。
俺を見定めた奴は頭を少し後ろに引く。
噛みつきで決定だな。
前後の直線の動きを見据えて、左右に動きたい。
「ほれ来い!」
「グァァァ」
なんとかギリでかわし、後ろ向きの奴に向かって思い切り片手剣を振り下ろす。
「やったか?」
フラグ立ててやったぞ!ほれ!ほれ!立ち上がって向かってこい!
「グゥゥ……ウゥ……」
あら、あっけないのね。
奴は俺をにらみながら、二度と立ち上がることはなかった。
『シュシュシュー』
はうあ!なんだ!変身か?第二形態か!
『とかげ肉20キロ』
まさかのアイテムドロップ!
「おっちゃんお疲れー」
「おう、かっこよかっただろ。惚れるなよ?」
「大丈夫ー惚れないから」
この超絶美少女もどきめ!
さて、これが自給自足って意味なのか。
「てかさ、こんなに弱いの?」
「ちょこんさん、怪我はありませんか?」
「お、ガチ、外でも話せるんだな」
「はい、スピーカーもついてますし、所有者登録している方には一定の範囲であれば通信が可能です」
「ちょっと便利だな。
んでガチよ、これが世界の悪性腫瘍なのか?弱すぎない?」
「ワールにも種類がありますし、どの世界からくるかによっても違うのでしょう。
また、アイテムドロップについては、その片手剣の機能と思われます」
ほほう。鑑定とかのスキルがあればこの片手剣の仕様が見られるんだがな。
だが、当面の動物性タンパクは手に入れた。
タンパクでもいい、逞しく育ってやるぞ。