各発言の評価
シータの「死刑」アナロジー
• 強み:応報刑論(retributivism)の代表例を引き、社会的コンセンサスがあるように見える例で正当性を補強しようとしている。
• 弱み:
• 権限の差:国家刑罰(死刑)は厳格な手続と法的正当性を前提とする。一方、掲示板(またはコミュニティ)内で個人が「踏みにじって良い」と宣言するのは、同列に扱えない。
• 比例性・必要性の検証欠如:死刑を引き合いに出すなら、対象行為・手段・手続の比例性が問われる。ここが示されていない。
• 論点先取り(循環的):死刑の是非自体が倫理論争の対象であり、「当然正しいもの」として前提に置くのは論点逸脱の可能性。「論点になってない」という拒否
• 相手が提示した矛盾指摘を「論点外」と断定するなら、どの論点に絞りたいのかを示す必要がある。示さないまま否定するのは論点先取/論点逸脱になりやすい。あんみつの指摘
• 長所:相手が掲げた理念と手段の整合性という本質的問題を明確化。
• 留意点:再提示だけでなく、「どの条件なら矛盾しないのか」を問う形にすれば、議論が前進しやすい。
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