奥には16台くらいの車が放置されていて中には車オタクなら誰もが知ってるR33スカイラインやFC3SやFTOなど有名なスポーツカー達も列の中に隠れていた。状態はどれも最悪だが綺麗かったら恐らく高い値段が付いただろう···。
翔大「全部の廃車がだいたい2000年初期くらいの物だな。どの車も状態が酷いや。この初代ステップワゴンだって錆びだらけだ。もう車内には草とかコケとか生えちゃってるし。」
成富「そう言えばここに放置されてる車もナンバープレート付いてるよね。中には錆びて読めないライセンスもあるけどやっぱりなんで付いたまま放置されてるのか気になるな~····」
翔大「それ俺も思っていたw。」
成富はある物に目をそらした。それは170系のクラウンパトカーと5代目チェイサーのJPPR(ジャパリパークパトロール)だった。勿論二台とも錆び錆びだが検問の跡らしき物が残っていた。
成富「なんだこれ。クラウンのパトカーとチェイサーのパトカー?」
翔大「そうみたいだな。クラウンにはにわかだけど大阪とボディーに書いてるから多分大阪府警じゃないかな。チェイサーは····よく分からんな(」
成富「パトランプが色あせているけど恐らく緑色だったのかな?ボディーも若干だけど黄色い所が残っているね。」
翔大「さっきから気になっていたけど鉄のバリケードとトレーラーハウスが一つあるけどやっぱりなんかやっていたのかな。」
成富「もしかしたらだけど検問張っていたんじゃね?」
翔大「その可能性はあるな·····ん?あの看板なんだ?」
看板には「ガイドセンターキョウシュウ ここから0.3km」との内容が書いていた。
翔大「この先に建物とか有るのかな?」
成富「う~ん,有ったとしても中に入れないんじゃないかな?」
翔大「とりあえず行ってみるだけ行こうか···。」
成富「おう。」