飛行場前の道路はタクシーやバスなどで溢れていた。
成富「そういや前券といっしょにパークのマップやパンフレットも届いたよね。あれ持ってきてる?」
翔大「当たり前だろ。ま.まぁパンフレットだけは忘れたけど····。」
成富「ええ~w。」
翔大「でもどっかに置いてるだろうだからそれ貰ったら問題ないっしょ。」
成富「う.うん··。」
翔大「さてと.飯食いにどこか行きたいけどえっと~····」
成富「この観光エリアって所行けばあるんじゃない?」
翔大「そうだな。でも大分距離があるな····タクシーでも拾うか。」
成富「そうだね。」
道路を見ると丁度向こう側から3代目セルシオタクシーが走ってきていた。翔大は手を上げた。セルシオはそれに気づきハザードをつけて二人の前に止まった。
成富「うわーセルシオだw。」
翔大「今じゃもう見ないよなこのタクシー。」
「カパ!」後部座席のドアが開いた。二人は車内に座った。
タクシードライバー「目的地はどこまでですか?」
翔大「観光エリアまでお願いします。」
タクシードライバー「観光エリアのどっちの区ですか?」
翔大「え?区が有るんですか?」
タクシードライバー「西区.中央区.東区とあります。」
翔大「ここから近い区はどこですか?」
タクシードライバー「東区でございます。」
翔大「じゃあ東区でお願いします。」
タクシードライバー「かしこまいりました。」
セルシオは右ヴィンカーを点滅させて発進した。しばらく進むとセルシオはちょっとした橋を渡った。海は宝石のようにとても綺麗に輝いていた。
それから約20分後
タクシードライバー「到着しました。料金は200円です。」
翔大「はい.200円。」
タクシードライバー「ありがとうございます。最後に領収書です。」
翔大「あざーす。」
二人はセルシオから降りた。通りは人で賑わっている。
タクシードライバー「あ,良かったらこれどうぞ。」
貰ったのはタクシー料金が半額になるクーポンだった。
翔大「え,いいんですか?ありがとうございます。」
タクシードライバー「ではまたのご利用お待ちしています。」
そう言ってセルシオはヴィンカーを出して車の列に入っていった。
成富「あのタクシーの女性運転手さん綺麗だったね。」
翔大「そうだな//···あ,そうだそうだ飯探しに行かないとな。」
成富「そだね。」
二人は人の波に乗って飲食店を探した。