歩いて数分後
翔大「ここかな?」
成富「ここだね。以外と見た目は普通の建物みたいな感じなんだね。」
博物館の外観は四角い箱のような建物だった。大きさもさほど大きくも小さくもなく普通である。建物の看板には英語と漢字で博物館と書かれていた。
二人は博物館の中に入った。中も普通に広い。人はまぁまぁって言ったところぐらいの人数が居た。
成富「普通だね。」
翔大「うん。」
中央のカウンター辺りに行ってみると博物館のパンフレットがあった。それを取って館内になにが展示されているのか見た。中にはジャパリパークのコーナーやフレンズについてのコーナーなどもあった。
翔大「お?これ良いかもな···。」
翔大が注目したのは乗り物コーナー。歴代のパーク車両の歴史や役割を見れる場所だ。
翔大「おい.ここ行ってみないか?」
成富「おお,どれどれ···面白そうだな。」
翔大「だろ?」
成富「中々エリアも広そうだし行こうか。」
二人は他のコーナーを2つほど通ってお目当てのコーナーについた。
入り付近には360とミゼットがお出迎えのようかのように置かれていた。車の横には展示調が有った。
調には「初期のツアービークル」と書かれていた。さらに隣には初代ジムニーがあった。
成富「こんな古いジムニーも有ったんだね。」
翔大「当時は働き者だったんだろうな···」
その横には2代目のインタークーラーターボのピックアップ仕様があった。そしてまたその横にはランドクルーザー80があった。結構かなりの車両が展示されていた。
二人がそれを次々見学していると後ろで声がした。
「久々だね二人とも。」
成富「この声は···あ,早希さん!」
翔大「どうもご無沙汰しております。」
早希「二人とも相変わらず自動車が好きだね。どう?もう博物館内は全部回った?」
翔大「一通りは回りました。」
早希「そう。あ,そう言えばこれあげようと思っていたんだ。ちょうど2つチケットが余っちゃってるからね。」
渡したのはツアービークル乗車券だった。
成富「え?!いいんですか?ありがとうございます。」
早希「じゃあ私は仕事に戻るわね。なにか困った事があったりしたら電話して。」
翔大「はい,ありがとうございます。」
そう言って早希は去っていった。
成富「そういやまず乗車場ってどこだっけ?」
翔大「地図見れば分かるだろ。」
成富「あ,そうだね··w。」
翔大「とりあえず後で乗るか。」