数分後 ツアービークル乗車場
乗車場には沢山の人が並んでいた。太陽は暑く照って人々の体力を奪う。その中に田宮兄弟も居た。
成富「まだかな···暑い··」
翔大「そうだな····」
待ち時間のお知らせ看板を見ると約45分と書いていた。
翔大「待ち時間45分だ···」
成富「仕方ない···待つしかないね···」
それから30分後
スタッフ「次の方お待たせしました~。」
翔大「はい,どうも···」
そう言ってチケットを渡した。ツアービークルのほうを見ると2016年型のエクスプローラーだった。
成富「ベースはエクスプローラーなんだ···」
翔大「とりあえず中入ろう···」
車内に入った瞬間にエアコンの涼しい空気がした。そして椅子に座ると軽くため息を吐いた。
翔大「は~涼しい···生き返る··w」
成富「それな~··ふ~。」
そうしているとナビモニターにジャパリワールドのロゴが映ってその後にモニターが緑になった。
ラッキービースト「ようこそジャパリワールドへ。そして今日はツアーに参加してくれてありがとう。まずお名前を教えてね。」
成富「これってマイク機能かな?」
翔大「さぁ?」
成富「うーん···まぁ一回やってみるか。成富だよ。」
翔大「翔大だ。」
ラッキービースト「ナリトとショウタだね。間違いないかな?」
二人共「うん。ああ。」
ラッキービースト「登録完了。あと僕の名前はラッキービーストだよ。なにか気になる事などがあったら言ってね。」
翔大「ああ。宜しくなラッキー。」
成富「よろしく。」
ラッキービースト「それじゃあ出発しようか。」
ギュシュュ,ブロォン。エンジンがかかりエクスプローラーは乗車場を後にした。
しばらく走っていると成富はある事が気になった。
成富「ねぇ,この車ってハイブリッドなの?」
ラッキービースト「違うよ。普通のガソリン車だよ。だけど車内にエンジン音があまり聞こえないように改造されているからとても静かなんだよ。」
成富「へー。」
エクスプローラーはオフロード道を走って行く。