一方那智は
那智「(少し言い過ぎたな····でも本当に駄目だぞ早希···)」
心の中で思い返して落ち込んでいた。
スタッフ1「あれー?おかしいな~?」
とあるスタッフがタブレットを持って何か言っていた。気になった那智は声をかけてみた。
那智「どうした?」
スタッフ1「いや‚その····実は檻の中に居るはずのエクストラセーバルの陽性反応がないんです。もしかしたら逃げたしたのかな··」
那智はなんとなく降りの中にある鉄で出来た大きなドアを見てみた。そこには無数の手形と傷がついていた。
那智「なあ?あの傷とかってドアに元々付いていたの?」
スタッフ1「あ!ホンマや,傷付いてますね。確かに前は付いてなかったような気がします。」
那智「一応確認しに行く?」
スタッフ1「もしエクストラセーバルおったらどうします?」
那智「だから念のために麻酔銃とか持っとけよ···」
スタッフ1「実は僕銃持ってないんですよ···だけどあの塀の上に居るスタッフなら持っています··。」
那智「じゃあ呼べば良いじゃん。そうか貸してもらうか···。」
スタッフ1「ちょっと試してみます。」
そう言ってスタッフ1は無線を取り出した。
スタッフ1「どうやら降りてくるみたいです。銃は慣れてる奴じゃないと危ないからと言われましたので···」
那智「分かった。」
数秒後,スタッフ2が中に入ってきた。
スタッフ2「じゃあ確認しに行きますか。」
二人「はい。うぃ。」
3人はガラス越し窓の左はしっこにある鉄で出来た扉を開けて小さい階段を降りた。そして問題のドアの前についた。傷の長さは近くで見ると相当長くて手形も大分上の方にあった。
スタッフ1「これは飛び越えて逃げたのですかね···?」
那智「さぁな····だけどかなり高い所に手形と傷がある···。」
スタッフ2「飛び越えたとしても警報がなるはずなのですが何故鳴らなかったのでしょう····もしかして故障しているのですかね···」