ににんがし

【クノタカヒロ&町田尚】 / 137

137

三月も十二月もコザだった
生温かい夜だった
アルコールで変に目が冴える
雨が降ってきても傘をささず歩く
さっきまで歩いていた男たちも蒸発して
ひとり街角をこする
目眩がして街を去り友と落ち合う
コザの夜はまだ終わらない
名も知らぬ泡盛で高い波がくる
名も知らぬ女と電力にのって踊る
夜の汀で、
夜の潮騒の果てに誰かとまた落ち合う

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