いつもお世話になっております。第74代主務を務めます、新3年470クルーの一場勝稀です。
早速ではありますが、今年度の私の抱負は「つなげる」です。
ひと口に「つなげる」とは言っても色んな意味があると思います。そこに自分の思いを乗せてお伝えできたらと思います。
1つ目は、新3年で幹部になったことです。新3年で幹部になった経緯は新4年生の人数的な問題が最も大きな要因でした。「3年はヨットを上手くなることに専念するべき」という学年の役割に反するところがあると思ったのは正直なところではあります。しかし、自分たち第75代を考えたときに大きな財産となると確信しています。第74代の挨拶で言うことではないとは分かってはいますが、あえて言わせてほしいと思います。自分たちは3人の学年です。個人的には自分たち3人で他の学年に勝る“厚み”を持つ学年だと自負していますし、信じています。そんな3人であっても限界があることは間違いありません。今年1年で学ぶであろう全てのことは第75代に大切な経験として“つなげ”ていきます。主務の仕事はたった2ヶ月ほどしかやっていませんが、決して楽な仕事ではないです。ヨット部の運営に携わることが糧になると信じて取り組んでいきます。
2つ目は、上回生と下級生の架け橋になることです。昨年度は2年生で1年生の教育をする難しさを感じた1年間でありました。いかに金沢大学の大学生から金沢大学体育会ヨット部の大学生として厳しい活動環境に適応してもらうのかという難問に答えは無かったです。その1年生次第ではありますが、やっぱりヨットの楽しさ、面白さを知ってもらうことが一番の近道でした。1年生を教える2年生を支えるのは3年の仕事です。お互いが頼り頼られる関係性を作り上げるために報連相を各学年間で欠かさず、循環を止めない架け橋として“つなげ”ていきます。
3つ目は、旧艇庫から新艇庫に継承することです。現在、2025年の年初に旧艇庫の取り壊し、2026年の春先に新艇庫の完成が予定されています。旧艇庫での活動を知る最後の代として新艇庫の完成をみることが重要な仕事の1つだと思っています。滝港での練習は七尾に比べ、制約や外海のコンディションから過去のような自由度の高い練習はできません。七尾の環境は制約は少なく、内海は穏やかなコンディションでとても恵まれていたのだと思い知らされました。代々受け継がれてきたヨット部の艇庫と七尾の環境を未来のヨット部に“つなげ”ていきたいと思います。
最後になりますが、金沢大学体育会ヨット部を応援してくださるOB、OGの方々、保護者、その他関係者の皆様いつもありがとうございます。この1年間は今の自分にとっても、未来の自分にとっても重要な意味を持ったものになるだろうと思います。まだまだ未熟なところばかりなので、まずは今できることをひとつずつ積み上げ、逆境も楽しんで成長していきたく思います。今年度1年間、第74代金沢大学体育会ヨット部をよろしくお願いいたします。