7章 発達心理学
課題1 ライフサイクルについての追加情報
エリクソンのライフサイクル論は、フロイトの発達観が思春期までを対象とし、心理‐性的・心理‐生物学的であったのに対し、個人の発達は社会との相互作用で起こるとする「心理‐社会的側面」を重視し、生涯発達理論に拡張したものである。この理論では、特定の人生課題=発達課題がある8つの「発達段階」を質的変化として捉えた。
1.乳児期 基本的信頼/不信
2.幼児期 自律性/恥、疑惑
3.遊戯期 自発性/罪悪感
4.学童期 勤勉性/劣等感
5.青年期 自我同一性/拡散
6.前成人期 親密性/孤独
7.成人期 生殖性(次世代育成能力)/停滞
8.老年期 統合性/絶望
出典:https://psychologist.x0.com/terms/144.html#1
エリクソンのライフサイクルがどのようなものかを、明確に示すことで、円環としての生涯発達の理解が深まると考えたからだ。
課題2
私は、多段階形成理論について紹介する。この理論は、人は成人してからも知性や意識が発達し、生涯にわたって成長し続けられるという考え方が前提になって、成人以降の人が持つ心の発達に着目した分野である。人の成長・発達には大きく分けて5つの段階がある。
1.「具体的思考段階」
言語を習得した子供・未成年が該当。よって、成人は第二段階移行に分類される。
2.「道具主義段階」
他人の立場でものごとを理解することが難しく、他人を道具のようにみなす。
3.「他者依存段階」
他人の立場は理解できるものの、自らの価値基準が定まっていない。組織では、上野決定に無条件に
従いがち。自律的に行動できない。
4.「自己主導段階」
価値基準がはっきりと定まり、他人の考えを尊重しつつ自分の判断で行動できる。
5.「自己変容・相互発達段階」
他人の価値基準を柔軟に受け入れ、他人との関わりあいの中で自分・他人の両方の成長を促すことが
できる。
1~5段階の発達段階を一つ一つ踏んでいることから、右肩上がりの発達段階論に該当する。
理由は、どちらも徐々に自己を中心とする世界から離脱している点や、判断はあいまいではあるが、一つひとつの発達段階という階段を上っていくことが発達段階論に当てはまっている。以上のことから、成人発達理論は右肩上がりの発達段階論に該当していると考える。
出典:https://workhappiness.co.jp/blog/trend/adult-development/
home>トレンド情報>成人発達理論とは?
課題1: これらの情報が増えると、どうして「円環としての生涯発達の理解が深まる」のでしょうか。この情報のどこが鍵なのですか。
課題2: 「発達段階を一つ一つ踏んでいる」という表現は曖昧です。これが「右上がり」であることを説明する書き方の方がいいと思います。どういう発達観であるかという特定には成功していると思います。
5点差し上げます。