第10章 ストレスと心の病気の課題
課題1 「ライフイベント」についての追加情報です。
ストレス度の強弱の測定は、ストレッサーとストレス反応の測定が主となる。ストレッサーの測定に関する社会心理学的方法として、一般成人を対象にしたHolmesとRaheの社会的再適応評価尺度があり、ライフイベント法ともいわれている。すなわち結婚によるストレス度を50点とし、それを基準に0~100点の範囲で自己評価により点数化(対象者の各項目ごとの平均点を求め、ライフイベント得点とした)させたものである。この尺度は、精神身体医学的徴候などとの関連性を追求しており、多くの追試や適用がなされ測定法としての評価が高い。
出典 https://www.niph.go.jp/journal/data/42-3/199342030005.pdf
教科書では「T.E.ホームズとR.H.レーエは、人生における大きな出来事(ライフイベント)によるストレス度を測定し、それを表10.1のように示した。」と説明されていますが、どのように測定され、どの程度信憑性があるのかという疑問をもちました。この情報によってそれらを解決することができ、教科書の「必ずしも悲しいことばかりがストレスをもたらすとは限らない」という部分が理解しやすくなると考えたため、補足しました。
課題2 授業で使うプリントを失くしてしまったと先生に言うことに対し、とても不安になるというストレス反応を起こしたことがあります。このとき、「ほかのクラスの人にプリントを借りる」という問題焦点化型コーピングや、「どうせ自分以外にもプリントを持ってこない人はいる、というように楽観的に考える」という情動焦点化型コーピングをしたらよかったと考えます。また、「ほかのクラスの人にプリントを借りる」こともストレッサーになる可能性がありますが、これに対しても「楽観的に考える」という情動焦点化型コーピングができます。
 
         
        
課題1: 基本的に教科書の情報と同じではありませんか。測定方法と信憑性を確認すべきだと思った理由はなんでしょぅか。
課題2: 認知を変える方法は情動焦点型なんだろうか。
4点差し上げます。