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23年度「心理学(3)」投稿ページ / 1769

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K20109 2024/01/31 (水) 03:29:17 a0529@ebb02

最終レポート
問題2
・カウフマン(第5章)
カウフマン夫妻(KaufumanA.S.とKaufumanN.L)は1983年にK-ABC心理・教育アセスメントバッテリーという知能検査を作成した人物である。K-ABC心理・教育アセスメントバッテリーは「情報を認知的に処理する能力」を測定する認知能力と、「語彙、読み、書き、算数といった習得した基礎学力」を測定する習得度を評価するもので、適用年齢は2歳6ヵ月から12歳11ヵ月となる。
認知尺度と習得尺度は下の4つずつある。
認知尺度
「継次尺度」:連続的に1つずつ処理する力を示す
「同時尺度」:刺激をまとめて、全体として捉える力を示す
「計画尺度」:課題解決のための適切な方法の選択・決定・実行を行う等の能力を示す
「学習尺度」:学ぶ力がどの程度か示す
習得尺度
「語彙尺度」:語彙に関する力を示す
「読み尺度」:文字の読みや文の読解力等を示す
「書き尺度」:文字の書きや作文力を示す
「算数尺度」:計算力や数的な処理の力を示す
尺度から算出された得点から評価を行い、子供の強い能力とその影響要因について仮説を立て検証するという子供の指導・教育に生かす目的で行われており、心理学的な観点だけでなく教育的な観点も含む検査である。
(出典:・https://psychologist.x0.com/terms/444.html
    ・https://www.k-abc.jp/about/)
・パスカリス(第7章)
 フランスの心理学者である。パスカリス等が行った実験は、6ヵ月児と9か月児にサルの写真を1枚提示し、見慣れたところで、もう一枚のサルの写真を提示するというものである。見慣れた写真と新しい写真を提示された時、サルの顔を見分けられているとしたら、新しい写真の方を長く見るはずである。実験の結果、6ヵ月児は新しい写真の方を長く見つめたが、9ヵ月児はどちらの写真も同じくらい見つめていました。この結果からわかることは6ヵ月児はサルの顔を判別しているが、9ヵ月児は判別できていないということである。また、人間の写真に変えたところ、6ヵ月児と9ヵ月児のどちらも判別できていた。このことから、生後9ヵ月未満程度で必要のない能力が失われ(知覚狭窄化)、身の回りの環境に限定されていくということを示した。
(出典:・https://psych.or.jp/publication/world090/pw04/)

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