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23年度「心理学(3)」投稿ページ / 1777

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G23501 2024/01/31 (水) 10:28:41 e4f78@a0fc8

課題2 取り上げる人物:エリクソン、セリエ

エリクソン
発達を循環的なプロセスとしてとらえるライフサイクル論を提唱し、人生とは課せられたライフタスクを次々とこなしていく過程だとした。エリクソンのライフサイクル論では、乳児期(0-2歳)、幼児期(3-4歳)、遊戯期(5-7歳)、学童期(8-12歳)、青年期(13-22歳)、前成人期(23-34歳)、成人期(35-60歳)、老年期(61歳~)と区別されている。
 フロイトの発達論が思春期までを対象とし、心理-性的、心理-生物学的であったのに対して、エリクソンのライフサイクル論は、個人の発達は社会との相互作用で起こるとする「心理ー社会的側面」を重視して、生涯発達理論として拡張したものである。各段階には人生課題(発達課題)があるとして、対人関係的、社会的基盤となる心理特性の獲得が各発達段階で求められる。また、ピアジェの発達段階論が、年齢が上がるにつれて自己を中心に能力を獲得するという、右肩上がりに発展していく見方だったが、ライフサイクル論では、一定の時間が進んでいく中で、ライフタスクという課題が存在し、その課題を連続してこなしていくという循環的なプロセスという見方をしている。

セリエ
 ストレスにより生体反応を明らかにした人物。ストレス反応は警告期、抵抗期、疲憊期という3つの段階があると仮定した。それぞれで身体に反応があり、特に疲憊期は重度の疾患(高血圧や心臓疾患、胃潰瘍など)にかかるリスクが高まる。警告期では、一時的に体温や血圧、血糖値が下がる等、身体の抵抗力が低下する。その後、抵抗期では、ストレスに抵抗するため、生理的な機能が亢進し、外的な変化に対応できるように体を準備状態に持っていく。このストレスが長期的に持続すると、生理的反応の維持が難しくなり、抵抗力が弱まる。
 ストレス問題の研究を行った生理学者で、生体が外部からの刺激(寒冷などの環境的なものや、怒りや不安といった精神的緊張など)を受けたときに、これらに対応しようとして生体に一定の反応が起こることを発見した。

参考
ウィキペディア:ハンス・セリエ
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心理学用語の学習:ストレス(理論)
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心理学用語の学習:エリクソンのライフサイクル理論
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〈ストレス〉ストレスの仕組み-生物、心理、社会的に見た場合(京都府)
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