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23年度「心理学(3)」投稿ページ / 1786

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F23002 2024/01/31 (水) 20:59:33 a76e6@c3136

最終レポート【問題3】

記憶(6章)と表情(8章)について
私たちの人間関係は顔の特徴を記憶することから始まると考えられる。顔の記憶を左右する(覚えやすい、覚えにくい)要因として、目立ちやすさだけではなく、表情の違いなどによって顔の記憶成績は変動する。同じ人でも笑ったり怒ったり驚いたりと様々な表情を浮かべることができるが、どういった表情であったかによって記憶されやすさが異なることが知られている。例えば、初めに見るときの表情が、真顔よりも笑顔の方が記憶されやすいという研究結果も出ている。これは、顔を記憶するときに、顔の形や目の大きさ、口の形などのような形態特性について判断しながら見るよりも、相手がどのような性格の人なのかを考えながら見るほうが記憶成績が良いためである。

参考:吉川左紀子(1995)「表情が顔の再認記憶に及ぼす影響」,追手門学院大学人間学部紀要,創刊号,59-78.

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