k20109
2024/02/01 (木) 04:24:00
e0b0d@5b600
最終レポート
問題3
反応時間(第6章)と知覚的狭窄化(第7章)
知覚的狭窄化には大きく3つ、下記の段階がある。
1.初期段階:生まれつきの決まりきったパターンで反射的に処理をしており、顔判別の例でいえば髪型が変わったり、マスクをして顔が半分隠れていたりすると顔が判別できないといった段階である。
2.データを蓄積する段階:実際に親や会う回数が多い人の顔を見たり、声を聞いたりという体験を繰り返すことによって、反射的な処理をしていたころから柔軟に対応できるようになる段階である。
3.データを絞って能力を精緻化する段階:環境から獲得した情報により様々な処理が精緻化されていく。言語の学習であれば、よく聞く言語にのみ反応するように発達していき、特化していく。この段階で、言語でいえばよく聞く言語以外、顔判別ではヒト以外の顔の識別能力などの必要ないと判断された能力が失われれ、必要のある、よく使う能力に特化していく。
ヒトが処理にかかる時間のことを反応時間と呼び、早く処理しやすいものと処理が遅れるものに分かれる。反応時間が早いものは人間がうまく生きていくうえで何らかの意味で適応的な特徴があったと考えられており、これは知覚狭窄化の3の精緻化の段階で特化していった結果と推測でき、反応時間が長いものは同じく3の段階で少なからず失われていった、反応時間が短いものより必要のない能力であると推測できるため、反応時間と知覚的狭窄化は関連性が深いと推測できる。
参考
ゼロからはじめる心理学・入門 (6章) p99-p100 (7章) p115-p116
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