F23121
2024/02/02 (金) 02:46:31
e8590@63ed7
僕は進化(3章)と発達(7章)に類似の関連性があると考えました。なぜならどちらとも生成と変化に関する用語であるからです。この二つを対置させたとき進化は種の生成と変化に関する用語であるのに対し、発達は個体の生成と変化に関する用語であると説明することができます。ではこれ以外に関連性がないか調べてみました。よく似た対語的な表現として、系統発生と個体発生という対置がなされることがわかりました。系統発生とは、種が成立してから絶滅するまでの変化を指し、個体発生は、受精卵が成体に達しさらに死までの変化を言います。両方とも動物学者ヘッケル(Haeckel,E.H.)が提唱した用語です。ヘッケルは「個体発生は系統発生を繰り返す」と考え個体発生の過程に系統発生が反映されているという興味深い指摘をしました。つまり発達と進化は類似であり対にもなっている関係であるといえます。これは調べてみないとわからない興味深いことだと思いました。また僕は愛着に関する進化と発達の関わりを見つけました。愛着とはボウルビィ(Bowlby,J)が初めて提唱した概念です。ボウルビィは愛着について、「ほかのどの要素より発達全般の礎となるもの」と述べています。またボウルビィは「赤ちゃんは生まれてすぐに世話してくれるおとなに愛着を持つようにプログラムされている」と述べています。これはボウルビィが愛着理論を進化の枠組みの中で構築していることを意味します。前述での「個体発生は系統発生を繰り返す」に当てはまると思いました。
出典
杉田信夫 「発達心理学辞典」1995ミネルヴァ書房
ジョン・H・カートライト「進化心理学入門」2005新曜社
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