「第2章 学習心理学の課題」
●課題1:レスポンデントとオペラントについての追加情報(教科書p.34)
・レスポンデント条件付けの例:アルバート坊やの実験
この実験は、心理学者のワトソンとレイナーが行ったものである。
もともと白ネズミを見ても、怖がらなかったアルバート坊やに、
「白ネズミを見せてから大きい音を鳴らす」という行動を繰り返した結果、
白ネズミを見ただけで、恐怖反応を示すようになった。
・レスポンデント条件付けとオペラント条件付けの違い
これら2つの違いは、学習の仕組みである。
レスポンデント条件付けは、「刺激と刺激の関係」、
オペラント条件付けは、「弁別刺激(先行刺激)→行動(反応)→行動の結果」だ。
このことから、アルバート坊やの実験は、「白いネズミを見せる」という刺激に、
「大きい音を鳴らすという」という刺激を対提示させた、レスポンデント条件付けであり、教科書に書かれてあ
る、ソーンダイクの問題箱の実験は、「扉が開かない(先行刺激)」→「自発される試行錯誤をしたうえでの行動
(反応)」→「扉が開く(行動の結果)」という三項随伴性によるオペラント条件付けである。
出典:オペラント条件づけ(道具的条件づけ)とは?学習の例をわかりやすく説明 | やさびと心理学(yasabito.com)
教科書は、ソーンダイクの問題箱の実験をもとに、オペラント条件付けについて詳しく説明している。その説明 に、レスポンデント条件付けの具体例と、2つの条件付けの違いについて、情報を追加することで、教科書がさらにわかりやすくなると考えた。
●課題2:「餌を持っている飼育員がいる(刺激)」→「ジャンプする(反応)」→「餌がもらえる(結果)」
この事例は、水族館にいる空腹のイルカが、餌を持っている飼育員のいる前でジャンプをすることによって、餌が もらえる(正の強化子)というものである。イルカがジャンプをしたときに必ず、餌を与えることで、イルカにとって、餌をもらえることがよいことである場合、獲得された行動が維持されるというオペラント条件付けである。
課題1: 「情報を追加することで、教科書がさらにわかりやすくなる」とのことですが、どこがどうわかりやすくなると思いますか。レスポンデント条件づけは、オペラント条件づけとは違う条件づけなので、前者を説明すると後者がわかりやすくなるとはどういう理由によるものでしょう。
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課題2: よいと思います。
5点差し上げます。