F23124
2023/10/22 (日) 13:17:14
ec7c8@ac61b
第3章
課題1
自己認知についての情報を補足する。
ギャラップ等は,自己の概念は社会的相互作用や他者の視座から自己を確かめることによって成立するというクーリーやミードのモデルを実証するために,隔離飼育のチンパンジーを用いて口紅課題を行い,隔離飼育のチンパンジーでは,自己認知が成立しないことを示した。ギャラップは,自己認知の成立には,社会的経験,すなわち他のチンパンジーを見たり,他のチンパンジーの視座から自分を確かめる経験が必要なのではないかと述べている。
出典 一谷聖子(1990).「0~2歳における自己認知の発達ー乳児・他者関係からの考察」『教育心理学研究』38巻,pp.297-305
教科書では、人やチンパンジーを含めた類人猿は、口紅課題に合格することから、身体像を通じて自己の体を認識できる、すなわち鏡を用いた自己認識が成立すると述べられているが、すべての類人猿に自己認識が成立するわけではなく、社会的な経験をして他者の視覚世界を想像できるようになった類人猿のみに自己認知が成立するため、この情報を補足した。
課題2
公園の遊具の遊び方を知ることは水平伝播の事例になると考えた。初見では使い方の分からない鉄棒やターザンロープなどの遊具も、他の子どもがそれで遊んでいる様子を見ることで使い方が分かることから、観察学習によって遊具の遊び方が水平伝播したといえる。
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課題1: 教科書には「類人猿が」と書かれていますね。あなたのような注釈は必要だと思います。
課題2: 他の子供の遊び方を見て「使い方がわかる」こともありますが、「使い方が発見され、それが伝播する」ということもありますね。子供は環境にさまざまな意味を発見してくれます。
6点差し上げます。