24心理学(3)

23年度「心理学(3)」投稿ページ / 649

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F23019 2023/10/31 (火) 16:47:18 修正 7860b@1aeca

4章 神経心理学の課題
課題1 >> 625 再投稿
半側空間無視についての補足
 損傷大脳半球と反対側の刺激を無視する症状であり、右半球損傷での報告が多い。半盲との違いとして、半盲は眼球を固定した時の視覚の欠損であり半側空間無視は眼球を固定しない時の視覚の欠如である。
半側空間無視にも無視されていない右の空間においても注意して見ているうちに左側を無視してしまうことがある。つまり、注意を向けた中の左側を無視してしまう。これは「入れ子現象」「タマネギ現象」と呼ばれている。
さらに、見えている全体の左半分を無視してしまう主体性半側空間無視と、全体はあまり見落とさないが注目した細部の左半分を見落とす対象依存性半側空間無視に分ける考え方がある。しかし、この二つが入り混じって現れることも多い。
出典 前田真治(2008)「半側空間無視」『高次脳機能研究(旧 失語症研究)』
      28(2)214-223
 補足した理由としては、教科書の半側空間無視の実験の図における左側の無視に違和感を覚える部分があったためである。具体的には、家の図には屋根や地面は左とされる部分まで描かれているが窓が描かれていないこと。時計については円が完成しているにもかかわらず数字が振られていないなどである。それを調べる過程で左側にも捉え方が多々あると分かったので記載することとした。これにより、時計の図は対象依存性半側空間無視が起こっていると考えられ理解が促された。また、同じようにこの図に疑問を持っていた人の理解に役立つと考えました。

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    satsugakushinri 2023/11/01 (水) 08:06:09 >> 649

    課題1: 図をよく見ていると思います。データをよく読むことは、研究ではとても大切なことです。感心しました。
     「左側にも捉え方が多々ある」というのが、あなたの情報のどこと対応するかを書いた方がいいと思います。「入れ子現象」「タマネギ現象」ですか?

    4点差し上げます。