4章 神経心理学の課題
課題1:「脳損傷」「前頭葉」「側頭葉」に関連する情報を追加する。
前頭側頭型認知症とは、前頭葉・側頭葉に限局した神経細胞の脱落・変性によってそれらの組織が萎縮することにより脳機能障害が起こり、人格変化や行動障害、失語症、認知機能障害、運動障害などが見られる神経変性疾患である。
出典:https://www.nanbyou.or.jp/entry/4841
「脳損傷」と一言で言うと教科書で示されたフィニアス・ゲージの事例のような外部からの損傷がイメージされやすく、脳出血や神経変性による内部からの損傷がイメージされにくいように感じたため、前頭葉・側頭葉の機能と共に内部からの損傷をイメージできる実例として前頭側頭型認知症の情報を追加した。
課題2:私は脳の活動によってクオリアが発生することを説明するアイデアとして脳損傷の事例を挙げる。茂木(2001)によると、後頭葉に存在する第一次視覚野を損傷した患者は何も見えなくなり、一切の視感覚的クオリアを持たない。脳損傷によって損傷部位に対応した感覚的クオリアを持たなくなることは、クオリアの発生が脳の活動によることの証左と言える。
出典:茂木健一郎(2001)「クオリアと人間の知性」
日本ファジィ学会誌13(4).p356-363.
課題3:私は心身一元論を支持する。教科書でも言及されている通り、心の機能と脳の部位には対応関係があり、脳の特定の部位を破損するとそこに対応した心の機能が失われる・変質することが明らかになっている。また、心の動きとホルモンの分泌には密接な関係があることも明らかになっている。これらのことは心と身体(脳)が不可分であることを示しているため、私は心身一元論を支持する。
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課題1: 脳が損傷するのであれば、外力なのか脳内部の疾患なのかは問わないのでは? 外力が原因となる損傷だけをイメージすることはないと思うのですが。
課題2: 脳活動とクオリアが平行して生起していることを言っているのであって、クオリアが脳活動からどう発生するかを説明しているわけではないですね。
課題3: 対応関係だけだと、二元論の平行説と同じになります。一元論、二元論の詳細を述べてくれた投稿がありました。参照してみてください。
5点差し上げます。