F23033
2023/11/08 (水) 04:41:56
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第5回 個人差心理学の課題
課題1:私は構成概念妥当性について補足します。
構成概念妥当性というのは、法則定立的なネットワークをデータによって検証することで、構成概念と測定結果との因果関係を明確に出来ているかどうかということである。理論やそこから導き出される仮説が重要な役割を持っており、この構成概念妥当性を検証するということは同時にその理論を検証することと変わりがない。
村山航(2012) 「妥当性概念の歴史的変遷と心理測定学的観点からの考察」『教育心理学年報 』51 (0), 118-130,
私がこの情報を補足した理由としては、教科書ではキッチリ度と几帳面さ・真面目さを結びつけさえすれば仮説の立証となると書いていたが、それだけではこじつけになってしまうのではと思ってしまったからです。この情報を補足することで、求めているもの(キッチリ度)がどういう因果で立証(その人の几帳面さ・真面目さ)されるのかが大切であると理解出来たからです。
課題2:
(1.)高校での球技大会事前アンケートにて、好きなスポーツは何ですか?という質問があった。球技大会で実施するために参加者側の意見を集計する意図があったと推察するが、したいスポーツや球技名ではなく、スポーツと記載されているところから、信頼性が低いだろうと思った。
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課題1: キッチリ度と几帳面さ・真面目さを結びつけているのは、それらのあいだに概念的な重複があると想定し、教科書はそのようにしたのだと思います。「こじつけ」という評価は言い過ぎで、「繊細さに欠ける」と言うべきでしょう。初学者向けの教科書なので、そこまで緻密な議論をしなかったのだと思います。あなたが提供すべき情報は、その「繊細さ」の部分を補う点にあったのではないかと思います。
課題2: 信頼性が低くなる理由がよくわかりません。どうしてこの聞き方をすると信頼性が低下するのですか。
4点差し上げます。