0章 計量心理学
問題1
私は、恋愛感情を置き換える指標として、瞳孔の変化と、視線を送ったかどうかとその秒数、心拍数を考えます。
理由としては、まず人は自分にとって好ましいもの(服やアクセサリー、食べ物など)を見ると瞳孔が散大します。したがって、好きな人が目の前にいた場合も同様に瞳孔が散大し、少なくとも被験者が相手に興味があることを測ることができると考えたためです。視線を送ったかどうかとその秒数については、瞳孔の変化とともに視線を送っている場合と送っていない場合とを区別するのに適切だと考えたためです。心拍数は、心拍数を測ることで、その人に対して緊張しているかどうかを測るのに適切だと考えたためです。実験後に心拍数を測るのは、実験中の緊張が持続していたのかを見るためです。
問題2
まず、実験は午前11時に開始します。実験は5人と被験者1人の計6人で行います。5人を1人ずつABCDEとします。ABCDEの服装は上が白、下が黒ですべて同じものとします。アクセサリー類は外してもらいます。被験者の通常時の心拍数を測るため、家であらかじめ測ってきてもらいます。データは実験当日を含む直近の一週間の心拍数の平均時で、心拍数を測る時間は午前11時、昼食を食べる前とします。被験者には実験の内容は伝えず、瞳孔の変化を視線の動きを見ることができる赤外線カメラを装着してもらい、ABCDE全員がいる部屋に行ってもらいます。被験者には10分ほど5人と交流(自己紹介)してもらい、被験者の瞳孔を確認します。
次に被験者には椅子に座ってもらい、自由な状態で廊下で10分間待機していてもらいます。その時にABCDEをA~E順番に一人ずつ廊下で一回だけ歩かせます。そこで目線を追った時間が3秒以上の人がいるかどうかと、瞳孔が開いているかを確認します。
最後に、ABCDE1人ずつと15分面談し、面談後に心拍数が下がるか下がらないかを確認するために、心拍数を測ります。間に10分の休憩をはさみます。ここの面談でも瞳孔の変化を見ます。
瞳孔が3回中3回大きくなり、視線で3秒以上追いかけ、面談後の心拍数の上昇が平均の15%以上上がっている人が場合、その人に対して恋愛感情を持っていると考えられます。
問題1: 「視線を送る」とは「注視する」ということでしょうか。
問題2: 「好きな人当て」になっています。定義の部分は「瞳孔が3回中3回大きくなり、視線で3秒以上追いかけ、面談後の心拍数の上昇が平均の15%以上上がっている」です。これをどう導いたかが問題2で述べるべきことです。「3回中3回」とか(なぜ「3回中」なのだろう)、「3秒以上」とかの基準はどのようにして設定されたのでしょう。
3点差し上げます。