24心理学(3)

23年度「心理学(3)」投稿ページ / 985

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F23019 2023/11/16 (木) 14:34:12 7860b@d2c37

7章 発達心理学の課題 
課題1 
臨界期についての補足
 臨界期とは、個体の一生の中である経験の効果がほかの時期に見られないほど大きく、「永続的」で「非可逆的」であるとされている。つまり、すでに生じてしまった構造的変化は元に戻せないということである。例を挙げるならば、鳥類の刷り込みがある。教科書説明の「一生涯変化しない」が永続的「学習が成立しない」を非可逆的(取り戻せない)と考えれば簡単になるのではないか。
 補足した理由として、この時期を過ぎると発達が阻害されるという大切な時期と分かれば教科書を理解しやすくなると考えた。また、教科書にはないが他の資料には永続的と非可逆的という記載が多くあったため重要なキーワードになると考え補足した。

出典 杉田信夫,発達心理学辞典,1995, ミネルヴァ書房

課題2
 社会的情報処理モデルを紹介する。これは、子供たちが示す社会的な行動は直面する問題に対して子供なりの解決の結果として現れた反応である。このモデルには手がかりの符号化・手がかりの表象(解釈)・目標の明確化・反応探索・反応決定・実行の円環するステップがある。あるステップでうまく反応できなかったり偏ったやり方で反応したりすると社会的行動が発揮できないという考え方をし、各段階ではこれまで獲得・貯蔵してきた知識や社会的スキーマを参照する。自分の行動が望ましいと考える効果をもたらさない場合は別の情報を取り入れる。うまくいけば次のための情報として組み込む。このように、情報処理を循環的に捉えていることから、この学説は円環としての発達観に当てはまると考えた。

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    satsugakushinri 2023/11/18 (土) 12:30:05 >> 985

    課題1: 臨界期の説明としてはよいと思います。「永続的」と「非可逆的」という性質も知っておいた方がいいと思いますね。できれば、これらの点で「敏感期」と比較してみるとよりよかったと思います。
    課題2: これは発達の学説ですか。課題文には「教科書に掲載されていない発達に関する学説を紹介」とあります。

    4点差し上げます。