F23018
2023/11/17 (金) 16:07:12
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7章 発達心理学
課題1.
臨界期と敏感期についての追加情報です。臨界期とは、逃すと学習が生起しなくなる時期のことをいいます。敏感期とは、徐々に衰退するものであり、さらに、衰退の仕方は領域や技能によって異なります。例えば、言語習得では、音声面では衰退の仕方は早いかもしれませんが、語彙面での発達は成人になってからも続くと考えられています。
出典:藤原保監,「最新 心理学辞典」,2013,平凡社.
教科書の「臨界期という用語はやや強すぎるということで、かわりに敏感期という言葉が用いられることが多い」という表現では、臨界期と敏感期は言い方を変えただけで同一のことを指すという誤解が生まれると考えたので、追加情報としました。実際に、私を両者を同じものであると誤解して文献などでこれらについての情報を探していました。上記の情報を追加することで、臨界期と敏感期は発達において重要な時期というという意味では同じものですが、定義は別物であるということがわかるという点で教科書の理解に貢献すると考えました。
課題2.
発達の最近接領域について紹介します。発達の最近接領域とは、子ども一人で達成できる発達水準と、他者と協同すれば、達成できる発達水準の差を指します。他者との協同には、大人からの教授だけでなく、友だち同士の協同作業のような場面のことも含まれます。成長していくと、一人で達成できる発達水準が広がり、最近接領域が狭くなっていきます。このように、発達の最近接領域は成長とともに変化していくため、右肩上がりの発達観に該当されるものだと考えました。
出典:相馬花恵・板口典弘,「発達心理学 こころの展開とその支援」2022,講談社.
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課題1: 敏感期とは「何が」徐々に衰退するものなのですか。
課題2: 「成長とともに変化していく」点は、「右肩上がりの発達観」だけでなく、他の発達論にもあるのではありませんか。円環的発達観でも、成長(加齢)と共に直面するライフタスクが変わってきますよね。
4点差し上げます。