それから、サブリース規制法の実施で、予想外に株価に影響しそうなファクターだと感じるのが、管理する賃料と自社の資産との「分別管理」です。
驚くべき事に現行の制度では預かった賃料を物件オーナーに支払うまでの間、流用しても何のお咎めもありませんでした。
これは業者にとっては非常に都合が良い事で、自社の運転資金に流用する事ができます。
証券会社や銀行では当たり前の事が多額の賃料をオーナーから預かっている会社には適用されていなかったというのは、不思議な話です。公私混同をしているにも関わらず破綻したらオーナーに損害が及ぶ事を開き直って盾に取っていた事になります。
問題は法に基づいて「分別管理」をするとなると「会計処理での問題」が出てきます。今までは「売上」として計上していたものを「預かり金」として「負債として」表示をしなければならなくなる可能性があります。
そうなるとバランスシートで見た財務内容は悪化することになります。
いずれにしろ、オーナーから実際には無利息で借入ていた資金を運転資金で流用していた事実に変わりはありませんが、分別管理となると流用はできませんから借入をしなければならなくなる可能性も出てきます。
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