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三千塵点劫と言うのは、三周の説法の『化城喩品第七』の因縁説周で出てきます大通智勝仏の時代の「結縁」のお話です。この三千塵点劫の因縁が明かされて迹門の「理の一念三千」が解き明かされます。
「理の一念三千」とは天台智顗が詳しく説き明かした凡夫が仏の覚りを得る為の円融三諦の理論です。
三周の説法で声聞の弟子達が覚ったのはこの理としての一念三千の法門です。
日蓮大聖人は『開目抄』で、
「迹門方便品は一念三千・二乗作仏を説いて爾前二種の失一つを脱れたり。しかりといえどもいまだ発迹顕本せざれば、まことの一念三千もあらわれず、二乗作仏も定まらず」
と仰せのように、本門で五百塵点劫が明かされて初めて一切衆生成仏の原理である真実の「事の一念三千の法門」が示されます。