法介の『ゆゆしき世界』

『法介の秘密基地』 / 321

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名前なし 2024/11/18 (月) 17:58:13 a5754@71d07

思想
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クリシュナムルティは絶対主義者、一元論者、観念主義者、個人主義者、無神論者である[34]。理論的偶像破壊者であり、伝統、権威、宗教、過去の教祖、聖人、哲人、およびその教え、教団、古典、内面的な心象、神観念などのあらゆるイメージ、目覚めに至る道としてのヨーガや瞑想も拒否し、あらゆる宗教・哲学思想からの解放を目指した[35][16]。

彼は、「永遠なる目的」=「永遠の幸福」への道の第一の前提として、自分自身の解放(東方の星教団、神智学協会からの離脱)を行っており、周囲の期待を裏切ってでもそれを行った勇気が、彼の信念だった[21]。彼は「永遠なる目的ということは人生の複雑さから自分自身を解き放とうと望む人にとっては最も重要なものである。その目的は自身の経験、悲嘆、苦痛、理解から生まれてくるものであって、自身の経験以外のものでもなく、自身の経験以外の幻影でもない」と述べている[21]。

真理を見出すためには個人的な感情と経験が最も重要であると考え、「永遠の目的」に達するには、権威に頼らず、何も恐れずに自身を導き、自分で理解しなければなければならないと考えた。彼は、人は全く独力で、個人の努力で真理にたどり着けると考え、言葉の中に偶像を認めず、伝統や権威を激しく攻撃し、天の観念にすら反発し、いかなる信仰も歴史ある伝統も道徳も、命を縛ってしまうとして否定した[21]。

クリシュナムルティは、「真理の実現、生命の実現は自身の力を通してのみ達せられる」と言って、何らかの道や教師の教えによって達するものではないことを強調した。これは真理の達成は自我意識によるという意味ではなく、実在は自我意識を超えており、自我意識は真理を実現する「方法」に過ぎないということである[36]。人間は対立のただなかにあり、対立するものは無知であり無明である。一方、命は対立・二元論を超えたものであり、自身の中にある完全な生命に向かって努力することで、幻想、自我意識は消滅していき、分断・分離している生が全体となることができるという[36][16]。「永遠なる目的」を確固として持ち、悲しみや経験を生かしていくと、もはや何も存在せず、真理と合一することができるとした[36]。

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