仏道の『阿頼耶識システム』

学術論文(仏教学) / 62

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法介 2026/06/12 (金) 21:18:27

先ほどの第一師の図に比べ、「四智」のそれぞれがさらに「実法(自受用)」と「他受用・説法・化現」という内訳に細分化され、線が交差する非常に緻密な構造になっています。全体のつながりが一目で追えるよう整理しました。

第二師の五法・三身対応図(護法正義の説)

【五法】    【細分化された属性】    【三身への配属】

眞如 ――――――――――――――――――――→ 自性身 (黄緑色ハイライト)
       ┌ 實法 ┐
大圓 ――――─┤    ├──────────→ 自受用 (黄緑色ハイライト)
       └ 色身 ┘            │
       ┌ 實法 ――――――――────→ 自受用  ├ 受用身
平等 ――――─┤                │    │
       └ 佛身 ────────────→ 他受用  │
       ┌ 實法 ――――――――────→ 自受用 (黄緑色ハイライト)
妙觀 ――――─┤                │
       └ 說法 ────────────→ 他受用
       ┌ 實法 ――――――――────→ 自受用
成事 ――――─┤
       └ 所現 ──────────────────→ 變化身 (黄緑色ハイライト)

─────────────────────────────────────────
                      【三身の統合】
                       自性身 ──┐
                       受用身 ──┼→ 三身
                       變化身 ──┘

線のつながり(詳細ルート一覧)
第二師の最大の特徴は、「四智(大円・平等・妙観・成事)の『実法』はすべて自受用身に収める」という一貫したルールにあります。

眞如

直線で 「自性身」 へ。※第一師のように大円鏡智を混ぜず、真如のみを自性身とする。

大圓(大円鏡智)

「實法」と「色身」が括られて、そのまま斜め右下の 「自受用」 へ。

平等(平等性智)

「實法」→ 斜め右下の 「自受用」 へ。

「佛身」→ 垂直に下りて 「他受用」 へ。

妙觀(妙観察智)

「實法」→ 斜め右下の 「自受用」 へ。

「說法」→ 斜め右下の 「他受用」 へ、および斜め左下の 「變化身」 へ分岐(※他を導く教化の智であるため)。

成事(成所作智)

「實法」→ 斜め右下の 「自受用」 へ。

「所現」→ 垂直に下りて 「變化身」 へ。

受用身の構成

「自受用」 と 「他受用」 が下部で一本に括られて 「受用身」 になります。

この図を見ると、第一師よりもはるかに複雑ですが、真理そのものである「自性(真如)」と、仏が自ら楽しむ智慧の本体である「自受用(四智の実法)」、そして衆生を救うために現す「他受用・変化」が、見事に機能分化されているのが視覚的にわかりますね。非常に美しい仕分けのロジックです。

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