水木しげる・戦争体験
参考
今年、改めて読み返したい「水木しげるの戦争」ベスト3
不朽の戦記名作、水木しげる翁の苛酷体験記として知られるが、「見張りの主人公(=水木)が太陽や鳥の美しさに見とれたから部隊全滅」とも読める。そこを含め、おそらく罪悪感を持ちつつ描ききったことが本作のすごみ。
これに関しては、どうしても生前にお聞きする勇気が持てなかった。 触れてはならない点かな……とずっと思っていたが、亡くなる約1年前の呉智英×南伸坊対談『水木しげる論』を読むと、戦地を訪れ先に死んだ者への「自分は長生き、愉快」との言葉、快楽至上主義の徹底に仰天する。
人間綺麗ごとじゃないと、髄からわかっておられる。生の希求が至上。そうでない社会がおかしい。だから人間に優しい。
真の敵が米兵でないのは大岡昇平『野火』に通じるし、『野火』が戦争未体験者の塚本晋也監督により公開された年、翁が旅立たれたのは象徴的。
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水木しげる・戦争体験
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今年、改めて読み返したい「水木しげるの戦争」ベスト3
不朽の戦記名作、水木しげる翁の苛酷体験記として知られるが、「見張りの主人公(=水木)が太陽や鳥の美しさに見とれたから部隊全滅」とも読める。そこを含め、おそらく罪悪感を持ちつつ描ききったことが本作のすごみ。
これに関しては、どうしても生前にお聞きする勇気が持てなかった。
触れてはならない点かな……とずっと思っていたが、亡くなる約1年前の呉智英×南伸坊対談『水木しげる論』を読むと、戦地を訪れ先に死んだ者への「自分は長生き、愉快」との言葉、快楽至上主義の徹底に仰天する。
人間綺麗ごとじゃないと、髄からわかっておられる。生の希求が至上。そうでない社会がおかしい。だから人間に優しい。
真の敵が米兵でないのは大岡昇平『野火』に通じるし、『野火』が戦争未体験者の塚本晋也監督により公開された年、翁が旅立たれたのは象徴的。