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ただの猫 2026/06/20 (土) 07:25:45

 黒田官兵衛 と 山本勘助

ある識者が 両名は「軍師ではなかった」と解説している

見出し・・黒田官兵衛は“ただの現地指揮官”だった 歴史学者が暴く「軍師」という虚像 なぜ日本人はこんなに「軍師」が好きなのか?[新書ベストセラー]

 6月16日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間』が獲得した。第2位は『知らないと恥をかく世界の大問題17 米・中・露、三極構造の時代』、第3位は『年とる力』となった。

 4位以下で注目は、7位に初登場の『軍師の日本史』。『応仁の乱』(中央公論新社)などのベストセラーで知られる歴史学者・呉座勇一さんの最新著作だ。本書で呉座さんは、「軍師はいなかった」という挑発的な問いを投げかける。私たちが思い描く「主君の傍らで策をめぐらすナンバーツー」というイメージは、実は史実とはかけ離れたものだった――。呉座さんはそう指摘し、現代でもよく知られる「軍師」たちの実像を史料に基づいて提示する。実際の黒田官兵衛は現地指揮官、山本勘助は足軽大将クラス、本多正信は行政官僚にすぎなかったというのだ。

 では現在私たちが抱く華々しい軍師像は、いつ、どのように生まれたのか。本書はそのイメージの成り立ちを、江戸時代の軍記・講談、三国志演義などをあげながら解説。また戦後になって大ブームとなった司馬遼太郎作品などの歴史小説で彼らがどう描かれたかに触れ、「軍師」のイメージが確立していった過程を解き明かす。さらになぜ日本では「軍師」がこれほどまでに人気を集めるのか。ナンバーツー、補佐的なポジションに憧れを抱く日本人の人間観、社会観にも踏み込んだ一冊となっている。

 物語や大河ドラマで描かれる軍師像に親しんできた読者にとってはとりわけ刺激的な内容といえる。呉座さんが運営するYouTubeチャンネル「春木で呉座います。」では、本人による同書の解説動画が公開されている。興味を持たれた方は、まず動画から触れてみるのもよいだろう。

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