私的死語辞典

続 死語とは…(死語の定義)

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私的死語辞典 ー Private dead language dictionary ー

死語(しご)を言語学的にいうと、
 一般に自然言語のなかで日常話者が存在しなくなったため実際には使用されていない言語。
 近年、学校教育によって、英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・ドイツの言語が強まっています。実は、少数民族の固有言語は世界各地で絶滅の危機にさらされているのです。言語は文化を継承する上でとても大切なツールです。日本でもアイヌ語や沖縄の言葉がだんだんと薄れてきたのはご存知のことだと思います。同化政策により、なくなってしまった言葉もあるのです。口承文化であるアイヌの人々の言葉が絶滅の危機にさらされたことは有名な話です。言葉って、文化と密接な関係があるんです。言葉(言語)がなくなると、文化も失われる可能性があるのです。文化が失われ、変化すれば、その言葉(言語)を使っていた人々の生活も変化します。古くからある言い伝えや習慣がなくなっていくことはさびしいことだと私は思います。もちろん、文化は時代とともに変化していくのがごく自然の成り行きです。ただ、その変遷を少しでも残しておきたいと私は思うのです。いつまでも、心を癒す風鈴の音のように、「ちりーん」とたまに吹くそよ風に揺られて鳴り響く音を聞きたいと思うのです。
 話はそれましたが、古典文学の中に残されていたり、学術用語(とくに植物の名前)として残されていたり、普段使わないけれど存在する言葉もあります。
 というわけで死語は…

・口語としての死語:たとえば、古典語、普段、使わなくなった言葉
・文章語としての死語:文章表現にも現れなくなった言葉
・完全な死語:まったく使われなくなった言葉

の三つに分かれます。というわけで、私の作る私的死語辞典は、

上記の三つの死語の条件を満たす言葉を死語と認定し、ここに記す

ことにしました。どうでしょう。やっと、これで本題の「私的死語辞典」がはじまります。

もし、最近、こんな言葉、使わなくなったという言葉があれば、説明を添えて下↓のコメント欄にお残しください。
それでは、ブログのような私的死語辞典のはじまりです。

takeshin0064
作成: 2020/11/07 (土) 21:41:00
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