仏教のお話

Rの会:無量義経 / 36

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ダルマ太郎 2024/03/27 (水) 14:39:17

第五の功徳 龍子不思議力

善男子、第五に是の経の不可思議の功徳力とは、若し善男子・善女人、若しは仏の在世若しは滅度の後に、其れ是の如き甚深無上大乗無量義経を受持し読誦し書写することあらん。是の人復具縛煩悩にして、未だ諸の凡夫の事を遠離すること能わずと雖も、而も能く大菩薩の道を示現し、一日を演べて以て百劫と為し、百劫を亦能く促めて一日と為して、彼の衆生をして歓喜し信伏せしめん。善男子、是の善男子・善女人、譬えば龍子始めて生れて七日に、即ち能く雲を興し亦能く雨を降らすが如し。善男子、是れを是の経の第五の功徳不思議の力と名く。

【第五の功徳】 大菩薩と同じ行動ができ、一日の精進が何万年分の精進と同じになる・・・

「『第五の功徳』は、まだ『煩悩』が残り、凡夫の境界にいても、大菩薩と同じ尊い結果現象を現わすことが出来、 一日の精進が何万年分の修行に値するようになります。また何万年分の修行の成果が、その人の一日の精進で悟りを得ることが出来るようになります。ですからその人が説く法を聞くと、多くの人々は『仏法を聞く喜び』をすぐさま得られるようになります。たとえその人が凡夫の身であっても、変わりはありません。それは生後7日目の龍の子であっても、ちゃんと雲を起こし、雨を降らせることができるのと同じであります」

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