仏教のお話

Rの会:無量義経 / 44

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ダルマ太郎 2024/03/27 (水) 17:52:06

此土の供養

是の語を作し已りし、爾の時に三千大千世界六種に震動し、上空の中より復種種の天華・天優鉢羅華・鉢曇摩華・拘物頭華・分陀利華を雨らし、又無数種種の天香・天衣・天瓔珞・天無価の宝を雨らして、上空の中より旋転して来下し、仏及び諸の菩薩・声聞・大衆に供養す。天厨・天鉢器に天百味充満盈溢せる、色を見香を聞くに自然に飽足す。天幢・天幡・天軒蓋・天妙楽具処処に安置し、天の妓楽を作して仏を歌歎す。

以上、讃嘆と感謝の言葉を大荘厳菩薩たちが申し述べると、世界中が感動のあまり打ち震い、空からたくさんの美しい花びらが舞い降り、芳しい香りと様々な宝物が仏および教えを聴聞している菩薩をはじめとする多くの人々に降り注がれました。

他土東方の供養

又復六種に東方恒河沙等の諸仏の世界を震動す。亦天華・天香・天衣・天瓔珞・天無価の宝を雨らし、天厨・天鉢器・天百味、色を見香を聞くに自然に飽足す。天幢・天幡・天軒蓋・天妙楽具処処に安置し、天の妓楽を作して彼の仏及び諸の菩薩・声聞・大衆を歌歎す。南西北方四維上下も亦復是の如し。

すると東方の世界のみならず、あらゆる十方世界・宇宙全体にある無数の仏の世界でも、同様の現象が起こり、仏と菩薩と大衆が供養されるのでありました。

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