仏教のお話

Rの会:方便品第二(前半) / 15

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ダルマ太郎 2024/04/30 (火) 08:59:39

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偈頌
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経:その時に世尊、重ねてこの義を宣べんと欲して、偈を説いて言わく。
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言に寄せて権実二智を讚歎する
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経:世雄は量るべからず 諸天及び世人
一切衆生の類 能く仏を知る者なし
仏の力無所畏 解脱諸の三昧
及び仏の諸余の法は 能く測量する者なし
本無数の仏に従って 具足して諸道を行じたまえり
甚深微妙の法は 見難く了すべきこと難し
無量億劫に於て 此の諸道を行じ已って
道場にして果を成ずることを得て 我已に悉く知見す

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R訳:世尊は以上のことを重ねて強調するために『偈』をお説きになりました。宇宙のあらゆる者が、仏の『真の存在・はたらき』を理解しようと思っても、それは計り知れなく大きいために、正しく理解をすることはできません。仏の存在とは極めて深淵なもので、その仏に私が成れたのは、遠い過去世で無数の仏に従い、説かれる教えを完全に実践し尽くしたからです。気の遠くなるような長い年月をかけて精進し、そしてその後、ブッタガヤーの菩提樹下にて、『真理』を悟ることが出来たのです。
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太郎訳:仏の存在を量ることはできません
天上界の神々や地上界の人々
一切衆生の類で
仏を知り得る者は誰もいません。
仏の十力 四無畏 解脱 様々な瞑想
そして仏の様々な教えを
明らかに知る者はいません
仏は 本 無数の諸仏に従って
諸仏の教えをしっかりと受持し
成仏への道を歩みました
非常に奥が深く
正しく優れている真実の教えは
出会うことが難しく
理解しにくい内容です
無量の時において
様々な修行を行じ終わって
私は この世界において成仏し
この世界の真実をすべて覚りました

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言に寄せて権実二智を讚歎する
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