ダルマ太郎
shumi
2024/04/28 (日) 01:10:10
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言を絶して権実二智を讚歎する
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言を絶する由
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経:舎利弗。如来はよく種々に分別し、巧に諸法を説き、言辞柔軟にして、衆の心を悦可せしむ。舎利弗。要を取ってこれを言わば、無量無辺未曾有の法を、仏悉く成就したまえり。
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R訳:舎利弗よ。仏というものは相手の機根と場合に応じて、様々に説き方を変えて巧みに教えを説きます。しかも、言葉を嚙みくだいて相手に判りやすく説き、それによってその人に『よろこびと満足感』を与えるのです。
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太郎訳:シャーリプトラよ。如来は、相手に応じて様々に説き方を分けて、巧みに様々な教えを説きます。相手に分かりやすい言葉を選んで柔らかく教えを説き、人々に悦びの心を起こします。シャーリプトラよ。要約して言いましょう。仏は、最高の真理を完全に覚っているのです。
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太郎論:釈尊は、相手に応じて教えを説き、人々を悦ばせてきました。そういう方便を使えるのは、最高の真理(妙法)を完全に覚っているからだと告げました。つまり、釈尊は、妙法を覚っているから、巧みに方便を使えるのです。こうやって、何度も繰り返し方便を讃えるのは、仏教にとって方便が非常に重要だということでしょう。方便力を身につけて、人々を救済・教化しましょう、というメッセージのためです。
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言を絶する由
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