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第二過去仏章
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開三
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経:過去無数劫の
無量の滅度の仏
百千万億種にして
その数 量るべからず
是の如き諸の世尊も
種々の 縁 譬諭
無数の方便力をもって
諸法の相を演説したまいき
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太郎訳:過去の世の非常に長い時間において
涅槃に入られた無量の仏は
その数は 非常に多くて
人々の知るところではありません
これらの諸仏も 様々な過去の体験
譬え話 無数の方便によって
すべての事物・現象について説かれました
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開三
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通報 ...
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顕一
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経:この諸の世尊等も
皆 一乗の法を説き
無量の衆生を化して
仏道に入らしめたまいき
また諸の大聖主
一切世間の 天人群生類
深心の所欲を知しめして
更に異の方便を以て
第一義を助顕したまいき
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太郎訳:これらの諸仏も
皆 一乗の教えを説き
無量の人々を教化して
成仏へと導きました
また 諸仏は 一切の世間の
天上の神々 地上界の人々など あらゆる生物の
深い心の様々な欲望をよく把握していて
その者たちに応じて異なる方便を用いて
真実の教えを説き明かされました
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顕一
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