ダルマ太郎
shumi
2024/05/07 (火) 17:38:54
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化を方便で施す-6
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経)
この事を思惟しおわって
即ち波羅奈に趣く
諸法寂滅の相は
言を以て宣ぶ可からず
方便力を以ての故に
五比丘の為に説きぬ
これを転法輪と名づく
便ち 涅槃の
および 阿羅漢
法僧差別の名あり
久遠劫より来
涅槃の法を讃示して
生死の苦 永く尽くすと
我 常に是の如く説きき
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太郎訳)
このことを思惟した後
ヴァーラーナシーに向かいました
すべての事物・現象が
既に涅槃の境地にあるということは
言葉で説明できません
方便力によって
五比丘のために教えを説きました
この時に教えが
車輪のように転じ始めました
涅槃の境地に至る道を説き
その道を究めた者を阿羅漢であると説きました
こうして 涅槃という名前 阿羅漢という名前
そして 仏・法・僧という名前が生まれました
私は 長い間
涅槃の教えを讃え示して
涅槃こそが 輪廻の苦を滅した境地であると
常にこのように説いてきました
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化を方便で施す-6
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