仏教のお話

Rの会:譬諭品第三 / 4

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ダルマ太郎 2024/05/09 (木) 20:38:30

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法を聞かざることを頌す-2
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経)
 我 山谷に処し 
 或は林樹の下に在って
 もしは坐し もしは経行して 
 常にこの事を思惟し
 鳴呼(うこ)して深く自ら責めき
 云何ぞ しかも自ら欺ける
 我等もまた仏子にして 
 同じく無漏の法に入れども
 未来に無上道を演説すること能わず

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太郎訳)
 私は山谷にいて
 あるいは林の中の樹の下にいて
 ある時は坐り ある時は歩きながら
 いつも次のように思惟し
 心に感じ入って深く
 自分を責めていました
 私はまだ目的を達成していないのに
 達成していると自分で自分を欺いている
 私たちも菩薩と同じように仏の子であり
 同じように煩悩をなくす教えを学び
 修行をしてきましたが未来において
 人々に無上の仏道を説法するようには
 私たちは ならないでしょう

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法を聞かざることを頌す-2
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