仏教のお話

Rの会:譬諭品第三 / 5

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ダルマ太郎 2024/05/09 (木) 20:45:56

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法を聞かざることを頌す-3
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経)
 金色三十二 十力諸の解脱
 同じく共に一法の中にして 
 この事を得ず
 八十種の妙好 
 十八不共の法
 是の如き等の功徳 
 しかも我皆すでに失えり
 我独経行せし時 
 仏大衆に在して
 名聞十方に満ち 
 広く衆生を
 饒益(にょうやく)したもうを見て
 自ら惟わく この利を失えり 
 我これ自ら欺誑(ごおう)せりと

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太郎訳)
 金色に輝く身体
 三十二の尊い相
 十力や様々な解脱は
 すべて一つの真実から
 発しているのでしょうが
 どれも私たち声聞は
 得ていません
 八十種の美しい相
 十八種の優れた特質
 このような様々な功徳も
 私たちは失っています
 私が独りで歩きながら
 教えを噛みしめていた時
 仏さまが多くの人々の前に現れて
 人々のために教えを説き広め
 広く人々に慈悲の心で
 利益を与えるのを見て
 私は思い知りました
 仏さまのような智慧を
 私はまだ得ていないと
 私は自分で自分を欺き ごまかし
 目的を達成したと
 思い込んでいたのです

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法を聞かざることを頌す-3
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