PCOTをご利用頂き、ありがとうございます。
お問合せの件について回答させていただきます。
結論からですが、訳文の背景を変えさせること以外は果てしなく大変で、出来ればやりたくありません。そして、訳文の色を変えさせることも出来ればやりたくありません。
代わりに、最前面に表示以外で凡そBW様の要望通りだと思われる機能を紹介させて頂きます。
紹介する機能はクリップボード監視機能です。
これは元々、Ren’Py製のゲームを遊ぶ為に追加した機能ですが、工夫次第で他のゲームでも応用が利きます。
以下にクリップボード監視機能の利用手順をご案内いたします。
1.PCOTのメイン画面の右下にある「クリップボード監視」にチェック
2.PCOTのメイン画面の上部メニューの「設定」タブの配下にある「翻訳機能を無効」にチェック
- クリップボード監視にチェックがある場合、何もない画面が表示されます。この画面を仮に「訳文表示画面」と呼びますが、訳文表示画面の右 or 下 or 右下で画面のサイズを変更可能です。
- それ以外の画面上をドラッグすると訳文表示画面を移動します。
- 訳文表示画面を右クリックすると右クリックメニューが表示され、背景色からフォント、フォントサイズ等、訳文表示画面の見た目を変更可能です。
次に、Geminiの読み取り速度を上げる方法ですが、こちらはGemini次第なのでGoogleに頑張ってもらう他ありません・・・
ただ、クリップボード監視機能の方に「OCRを経由する」というメニューを追加し、クリップボード監視の方で翻訳する時、OCRした画像を参照するようにすれば、速度向上が見込める可能性はあります。
どういう事かというと、PCOTはOCRした際にOCRした原文をクリップボードにコピーしています(これがクリップボード監視で翻訳されます)
クリップボード監視の方でOCRした画像を渡して翻訳する場合、最悪原文が滅茶苦茶でも、画像の方を参照して正しく翻訳してくれる可能性が高いです。
つまり、OCRエンジンをGemini以外の既存のOCRエンジン(Tesseract OCR or Windows10 OCR)にして、翻訳のみをGeminiにすると、OCR分は速度が向上するという感じです。
実際それで速くなるか、正確に翻訳されるかは動作確認してみないと分からないので、余裕がある時に試してみて、良さそうなら組み込みます。
最後に、最前面表示についてですが、最前面表示はモーダルウィンドウとの相性が悪く、最前面表示している方の画面サイズを大きくした状態でモーダルウィンドウを開くと、画面の移動やサイズ変更が不可能となり、下に隠れたウィンドウを閉じられなくなるという面倒くさい不具合があります。
これを防止する為には、最前面表示されている画面がある場合、設定などのモーダルウィンドウを開かないようにする他ありませんが、物凄く修正が大変な割にあまり恩恵も無さそうなので、対応したくないのが本音です。何卒ご理解頂きたいです。
長くなりましたが、参考になれば幸いです。