●HPが0点以下になる効果への割り込みによる回復の処理

キャラクターのHPが0点未満になるような効果が適用された際、そこに割り込んで回復を行った時、回復前のHPは0点であるとして処理を行う。
その回復によってHPが1点以上になった場合、「致命傷表」を振ることはない。

これは
・「特別に指定されていない数値は、減少の効果によって、その数値が0未満になることはない（基本56）」
・【祈り】[ポーション]などは「好きな時に割り込んで使用できる」。
という記述から
1.HPが0未満に減少するような効果を適用する
2.HPの減少が0でストップする
3.HPが0以下になったため、「致命傷表」の効果を適用する
という処理のうち、2と3の間に割り込むことでHPが1点以上回復すれば「致命傷表」を振らずに済むと考えるためである。

●民・逸材などのエキストラについて

【チョコレート】【カード】など、「好きなキャラクター」を目標に選ぶ効果を適用する時、その場にいる民や逸材などのエキストラやNPC、モンスターを対象にしてもよい。
また、エキストラにデータが必要な場合は、原則として【徒人】（上級118）として扱う。

●感情と軸

このルールを採用した場合、PLは《感情値》の属性を決める効果が発生した時、データ的な属性とは別に、その感情に《軸》を設定しても良い。
《軸》はその感情の深い部分にある思いを表現するもので、一時的に「友情」を感じたり、あるいは「不信」に思っても、心の深いところでの想いは変わらない……というような表現を行うことが出来る。

例）国王に対して「不信」属性の《敵意》を獲得した時、《軸》に「敬愛」を設定して、「深く信頼しているがゆえに、軽率な判断を下した彼に対して一時的な不信感を抱いている」という形にする。

《軸》の内容はプレイヤーが自由に決定することが出来るが、データ的な意味は一切持たず、設定の有無に関わらず、原則として有利あるいは不利に働くことはない。
例えば、《敵意》を抱いている相手に対して「信頼」などのポジティブな《軸》を設定していても、その相手に対して「協調行動」を行うことはできない。