寤㝱の繰り返し
向かいの船は
夜振りの生命力
狂うように息をする松明
あざやかな熱に
表層は
葉は焦がれる
七瀬の形代
ななつさがりの雨
冷ゆる
幻影の
鶴の
重みに少しく打つ波は
雨に叩かれて
さらばえし荷を運ぶ
濁流
聖牛に嚙砕され
骸籠(むくろごめ)朝す
千声矢庭に越え
霧海
至れる無何有の郷
遠雷の寄り来ぬ和やかな
常若の
松喰鶴
ここには
宜々しき無韻の詩
の
なごりの月をいただいて
松の言の葉 罎に詰め
つきの鼠にゆだねる
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