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>> 112
>> 113
寤㝱の繰り返し
向かいの船は融 け
夜振りの生命力
狂うように息をする松明
あざやかな熱に
表層は
葉は焦がれる
七瀬の形代肉 をは語りえぬ
腐 されては窳 の感触
卵 夢想せり
ななつさがりの雨
冷ゆる
幻影の
鶴の号 び
無目籠 に抱かれた
水夫 の褻
重みに少しく打つ波は
雨に叩かれて
さらばえし荷を運ぶ
濁流期剋 いて降 り隔 り不時 の間に
聖牛に嚙砕され
骸籠(むくろごめ)朝す
千声矢庭に越え
霧海
至れる無何有の郷
遠雷の寄り来ぬ和やかな無期 呪 い
凝 しき懸崖に層はなく集 る晦 も寿詞 もあらぬ空室
常若の
松喰鶴
ここには
宜々しき無韻の詩
の
なごりの月をいただいて
空車 の賑わい
実 の弔い
期 してはむかわるらし
松の言の葉 罎に詰め
つきの鼠にゆだねる