ににんがし

【川原寝太郎&はったみさと】 / 94

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ne_ta6 2021/03/20 (土) 19:00:55

中学三年の夏
リビングのドアを開けた先で
何かを慌てて隠した母
手紙をね
問われもしないのに
手紙をぼくは毎月書いたんだ
岸壁に建つ鳥居が水面へ影を落としている
返事は滅多に来ないけど
お前が無事生まれたのは教えて貰えた
写真が欲しかったんだがね

病院らしい建物の方からチャイムの響き
あれが三回鳴るまでに戻らなきゃ
風が木々を渡り花を水面へ散らしてゆく

じゃあ、いま写真を撮ろうよ
と、スマートフォンを祖父へ向ける
この島では春が早く通り過ぎていくみたい
気がつけば参道の両側は雨のような花吹雪
蜂蜜のような陽差しに影は濃く、笑顔は淡い
送信先が空白のまま、画面を消した

桜がぜんぶ散り切ったら、
私たちにはそれぞれ新しい名前がつく
この海を渡ったことなんて、まるでなかったかのように

生徒と先生じゃなくなる日か
患者と先生じゃなくなる日
そんなものがぼくらにも来るだろうか

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  • 99

    A.
    桜がぜんぶ散り切ったら、
    私たちにはそれぞれ新しい名前がつく
    この海を渡ったことなんて、まるでなかったかのように

    B.
    桜がぜんぶ散り切ったら、
    ぼくたちにはそれぞれ新しい名前がつく
    この海を渡ったことなんて、まるでなかったかのように

    ここ、どちらがいいと思われますか?
    Bだと、戒名が示唆できるかなって思ったんですが…

  • 102

    そうですね。
    ここは下の連と対話っぽい形にしてたので、主語を変えるとちょっと色々変更が必要に(汗)。

    (話者)
    桜がぜんぶ散り切ったら、
    私たちにはそれぞれ新しい名前がつく
    この海を渡ったことなんて、まるでなかったかのように

    (おじいちゃん)
    生徒と先生じゃなくなる日か
    患者と先生じゃなくなる日
    そんなものがぼくらにも来るだろうか

    こういうイメージでした。
    しかし戒名は私も気づいてなかったのでちょっと勿体ないですね。
    ちょっと考えます。

    104


    桜がぜんぶ散り切ってから私たちは
    それぞれ新しい名前を与えられる
    この海を渡ったことなんて、まるでなかったかのように

    「与えられる」で戒名を連想しやすくなるかな…と例によって悪あがき。

    105

    おお…なるほど……
    ちなみに、

    >生徒と先生じゃなくなる日か
    >患者と先生じゃなくなる日か
    >そんなものがぼくらにも来るだろうか

    にするとおかしいでしょうか。(くどい?)
    見た目だけでいうときれいかなと思ったのですが。

    106

    やはりここは
    「私」が「海を渡った」流れである以上、
    いじらないほうがいいように思えました。
    問題なければAのままでいきたいです。
    すみません。ありがとうございます。

    107

    承知しました。

    有意義な検討であったかと思われます!

  • 111

    と、スマートフォンを祖父へ向ける

    ここの「祖父」の表記、統一した方がいいでしょうか?

    と、スマートフォンを祖父へ向ける

    と、スマートフォンをおじいちゃんへ向ける

    113

    あ、統一しましょう!

    と、なくていいかも。

    じゃあ、いま写真を撮ろうよ
    スマートフォンをおじいちゃんへ向ける

    114

    OKです!

    念のためちょっと寝かせて、21:00頃に最終稿アップしましょうか。

    それまでに何か気づいたら適宜指摘相談と言う事で。
    (といいつつフロリダ行く気満々ですが)

    115

    はーい!
    両方寝落ちさえしなければ大丈夫!