G22130
2023/11/22 (水) 01:29:28
829f2@440a0
>> 1001
返信頂きありがとうございます。
前回の投稿の課題1にて私は「シナプスの刈り込みは一得一失の関係ではない」と述べましたが、先生からのご指摘がありましたので、どのような関係性であるかを考えました。
結論から申し上げますとシナプスの刈り込みは、「相互促進的な関係」であると考えます。
参考文献に基づき、「生き残るシナプス前終末」と「刈り込まれるシナプス前終末」の関係は、「相互促進的な関係」と言える理由がいくつかあります。
第一に、これら終末の発達過程を比較すると、生き残る側は神経伝達物質をより多く、より速く放出できるように発達し、一方で刈り込まれる側はその機能が未熟なまま変わりません。
発達過程の比較により生じる生き残る側の優位性が進化の中で刈り込まれる側に影響を及ぼすことで、相互に促進的な関係が生まれると考えます。
また、生き残るシナプス前終末への入力を制限すると、生き残る側の第二段階の発達が見られなくなり、逆に互いの違いが広がる作用があることが参考文献より示唆されています。
したがって、生き残る側への入力制限が互いの違いをより広げ、生き残る側の発達が抑制されるという作用があると考えられます。
これらの要素から、生き残るシナプス前終末と刈り込まれるシナプス前終末の関係は「一得一失的」なものではなく、「相互に影響を与え、進化していく相互促進的なプロセス」であると言えます。
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「相互促進的」であれば、両者とも活動が高まるのではないでしょうか。一方のシナプスが活動性が高めると、他方のシナプスは活動を低下させていくということが、あの論文で書かれていたことかと思います。そうであれば「相互促進的」ではなく「相互作用的関係」と記述するべきだと思います。言葉の選び方は大切です。あなたの考察が適切に評価されないと、もったいないですよ。
3点差し上げます。