☆江古田マーキー その2
休憩中に真っ赤なシャツに着替えた山木さんと、角田順さんが登場されて、第2部。
角田さんは、山木さんより2歳年下ということで、
「ふたりで、セブンティーズでやります。
(赤いシャツの山木さんと、青い頭の角田さん)赤鬼と青鬼でやります。」(笑) 大きな拍手。
コラボ開始前に、おふたりが笑顔でグータッチ。 この時点でもう、素敵なライブになる予感しかしませんでした。
コラボ1曲目は、『めんどり・ぶるうす(マイナーバージョン)』だったかな?
山木さん「角田くんは、米子だよね?」
角田さん「角田くんて・・・。 ジュンでいいですよ。」
山木さん「鳥取県のアーティストって、他には?」
角田さん「ヒゲダン(Official髭男dism?)が出てくるまでは、僕ぐらいしかいなくて。 ネイティブですね。」(笑)
山木さん「鳥取いいよね、砂丘があって。」
角田さん「だいたいみんな砂丘って言うんですけど、砂丘は兵庫に近い方、米子は松江の方にあるんですよ。」
ここで山木さんが小さな声で ♪わたし まーつーえ と、あみんの『待つわ』で替え歌を歌うも、
角田さんにスルーされる(笑)
山木さん「(角田さんは)20代の頃に3~4年。 ふきのとうのバックでギターやってて。」
角田さん「フリーのギタリストとして初めての仕事が、ふきのとうのバックで。」
山木さん「ふきのとうのバックの時の思い出は、何かありますか?」
角田さん「北海道各地をまわった時、旭川でマイナス20何度になった時がありましたよね。
年間100本ぐらいやってましたよね? 毎回打ち上げがあるグループで(笑)
打ち上げは、1次会までは、必ずPAや照明などのスタッフも一緒と決まってた。 みんな仲が良くて。」
山木さん「そーっすねー。」
角田さん「そーっすねーって(笑) 居心地が良くて。 楽屋で、ずーっと一緒にいたよね。」
山木さん「いたねー。」
角田さん「朝まで飲んでたよねー。」
山木さん「飲んでたねー。」
角田さん「元気だよねー。」
山木さん「僕、歌ってなかったから(笑) 元気だったんだよ。」
角田さん「ここのお客さんは、あったかいですねー。 何が魅力なのかなー?
この人(山木さん)は、44年前と1ミリもたがわない、ブレない。
僕は、確信しました。 等身大、等身大以上に等身大なんですよ。」
山木さん「180㎝ありますからねー。(笑) それを小さく見せてる。」(笑)
『春雷』
山木さん「次に歌う『春雷』は、作った時の感じで。
ふきのとうの時のは、シングル盤ていうのもあったし、最初にダダダーンって雷の音が入って。
まあ雷もいいんだけど。 何も言わないでいたんですが。
おふくろが、あと何ヶ月かっていう時に何か残したいなと思って。 さとられないように詞を書いて。
近ちゃん(マネージャーだった近藤さん)が『男女の歌なんだけど、歌詞がちょっと・・・。』っていうことで、
新幹線の中で書き直して。
近ちゃんが『うん、いい。 すごくいい。』って褒めてくれて。 いい男だったなー。」
角田さん「おしゃれでしたよね。 フィッシャーマンの手編みのセーター着て。」
山木さん「おしゃれだったねー。」
シングル盤で発売された時から、数えきれないほどいろいろな『春雷』を聴かせていただいて来ましたけど、
この日のは、今まで聴いた中で一番さびしげで悲しげな感じで、当時の山木さんのお気持ちが、
ひしひしと伝わって来るようでした。 やっぱり、これが本来なんだろうなと思いました。
その3へ続く